■概要
本製品の「ネット模様」は「コバルトネット」、「ビンクネット」というシリーズと類似した柄でが描かれています。「コバルトネット」という柄は絵付け芸術家のアンナ・ヤツケビッチによって1946年に考案されました。この柄が生まれた背景にはヤツケビッチが、①エリザベータ女帝のための食器セットの柄からヒントを得た、②第二次世界大戦中のレーニングラード封鎖時に光がもれないように窓に貼ってあった紙に映った模様からヒントを得たという二つの説があります。その時に考案されたネット柄が応用されたカップ＆ソーサーではないかと思います。
現在ではインペリアル・ポーセレン(帝国磁器工場)の名前で知られているロシアの磁器工場は、ソ連時代には「ロモノーソフ名称レニングラード磁器工場と呼ばれていました。磁器工場の歴史は古く1774年に設立され、1917年に国有化されました。ソ連時代の刻印はキリル文字でЛФЗと表記され、時代によって少しづつ異なっていました。このカップ＆ソーサーはおそらく1960年代から1986年に作られたもののようです。旧ソ連の市場で購入しました。



■サイズ
カップ　直径：約8.9cm、高さ：約6.7cm
ソーサー　直径：約14.5cm

■状態

【C】

目安として評価を設けています。
購入時の状況を判断する際に参考にしていただければと思います。

A：新品未使用品
B：製造時に発生した窪みや汚れがあり、使用感はあまり感じない
C：使用による、傷や汚れややあり
D：使用による傷や汚れあり
F：使用できるが、状態が悪い
G：状態が悪い、使用に問題がある

この年代の物としてはかなり状態良く残ったお品です。
商品は当時使用されていたヴィンテージとなりますので、面や裏面に使用にわずかな伴うキズなどがございます。そこもヴィンテージの一つの味わいとして買い付けをしております。画像でご確認いただきご了承の上ご購入ください。

また、複数個在庫がある商品について状態に差があることがあります。大きな欠損については各個体毎に記載しております。
※複数在庫の商品をお買い上げいただいた場合、極力状態の良いものからお送りさせていただきます。

ヴィンテージですので使用感や窪みなどを加味した上で、使用可能であると判断した物のみ販売させていただいております。
また、ソ連製は日本製などと違い、等級によって作りの丁寧さが違い、低い等級の物は、絵付けのムラがあったり、飲み口や底の多少の凹凸などがあったりします。
我々はそこもヴィンテージならではのアジとして買い付けしております
※複数在庫の商品をお買い上げいただいた場合、極力状態の良いものからお送りさせていただきます。

取扱い商品は「装飾品・観賞用」として輸入・販売しております。ご使用になる場合は、お客様の判断にてお願い申し上げます。